講演内容:
学会発表の質疑応答では、好意的な質問に対して用意した返答で平和に終わることが多い。しかし新しすぎる治療の発表では、拒否反応が起きるため攻撃的な批判にさられることもある。私が経験した学会での炎上事件。その批判を基礎研究の題材にして跳ね返す糧にしてきました。膝蓋骨骨折の新規手術では力学的な評価、骨髄点滴では骨髄内の抗菌薬の拡散を流体力学で予測する共同研究。それら兵庫県立大学と歩んできた苦難の道を紹介します。
講師プロフィール:
1995. 3 神戸大学医学部卒業
1995. 4 神戸大学附属病院で研修
1995.10 兵庫県済生会病院で研修
1996. 4 神戸大学大学院 第一生化学 入学
1998. 3 同 卒業
1998. 4 明和病院 勤務
1999. 3 Mayo clinic (ミネソタUSA) 留学
Dr.Bolanderの下で骨折治癒と超音波についての研究を行う
2001. 4 帰国
2001. 4 新日鐵広畑病院 入職
2011. 4 製鉄記念広畑病院に名称変更
2018.10 同病院内にOrthoplastic trauma center 開設、センター長就任
2019. 6 『解剖用屍体におけるiMAPから髄内に投与された抗菌薬の薬物動態の検討』で
第45回日本骨折治療学会学会賞を受賞
2022. 5 はりま姫路総合医療センターに統合 センター長は継承され現在に至る
申込締切:7月26日